岩和田地区に鎮座する村社で、その昔サンフランシスコ号が岩和田沖で座礁してしまったときの救助の拠点となり、炊き出しや救護活動が行われたとされています。
入口は狭いですが車は2~3台止められます。本社は兼務社になるため御朱印はありませんが、木々に囲まれひっそりと静まり返った中を参拝するのも清清しい気分になります。特に夏の明け方や夕刻、雨の日などは条件によって靄が発生して神秘的な空間となります。
神社に入る前にその存在感のある手水舎に立ち寄ります。赤い布がありますが、どんな意味があるのかは残念ながら分からなかったです。 手水鉢の水は水道や井戸水ではないようなので、もしかしたら干上がっている時もあるかもしれません。
鳥居をくぐり、境内へと進むと狛犬さん、ひときわ目を引く大きな木が出迎えてくれます。 一般的には狛犬と統一されていますがよく見ると口を閉じていたり開けていたりします。 実は口を閉じている方が狛犬で口を開けている方はなんと狛犬ではなく獅子とされています。(そうでないところもあるそうです) さらに、獅子や狛犬は神社ごとにお顔が違うので注目するとまた違った見方ができます。
千木と7本の桂木が乗っているとても立派な社殿となっていてとても兼務社とは思えないほどです。横手にある建物は神輿蔵となっていて普段は見ることができませんが9月の祭礼ではお神輿を見ることができます。(祭礼の様子 )
また、社殿前はとても広い空間が広がっておりサンフランシスコ号救護の際の様子がうかがえます。
兼務社で神主さんは常駐していませんが神秘的な空間で心が洗われ、清清しい気分となれる大宮神社は撮影スポットとしてもお勧めで特に霧の中に浮かぶ社殿は筆舌に難いものです。
住所 | 千葉県夷隅郡御宿町岩和田786 |
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拝観時間 | 自由 |
祭礼 | 9月28日、29日 |
駐車場 | 入口付近にあり |
トイレ | なし |
お問合せ | 春日神社 0470-68-2026 |